新入社員・中途採用の「早期退職」を防ぐ雇用契約書の書き方|定着率を上げる労務管理
「せっかく採用した新入社員や中途社員が、数ヶ月で辞めてしまう……」
採用・教育コストが水の泡になる「早期退職」に頭を悩ませる経営者・人事担当者は少なくありません。
実はこの離職問題、入社時に交わす「雇用契約書」を少し見直すだけで防げるケースが非常に多いことをご存知でしょうか。
こんにちは。企業の「予防法務」をサポートする、TMG法律事務所の代表弁護士です。
本記事では、企業法務のプロの視点から、定着率を劇的に上げる「雇用契約書の作り方」と労務管理のコツを分かりやすく解説します。曖昧な口約束による「こんなはずじゃなかった」というミスマッチを防ぎ、社員が安心して長く働ける組織づくりのヒントをお持ち帰りください。
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なぜ新入社員・中途社員はすぐ辞めるのか?早期退職に隠れた「労働条件の誤解」
「思っていた仕事と違った」
「聞いていた待遇と違う気がする」
すぐ辞めてしまう社員から、このような不満が出たことはありませんか?
早期退職の裏には、労働条件に対する「誤解」や、過剰な「思い込み」が隠れていることが少なくありません。
口約束だけで済ませてしまったり、インターネットにあるテンプレートをそのまま使った曖昧な雇用契約書を交わしていたりすると、後々になって「会社に騙された!」と、退職理由を会社のせいにされてしまうリスクが高まります。
雇用契約書の内容を確認

離職防止は契約から!定着率を上げる「雇用契約書」3つの見直しポイント
では、どのような雇用契約書を作成すれば良いのでしょうか。特に注意したいポイントは以下の通りです。
1. 業務内容と労働条件を明確化し、入社前後のギャップを防ぐ
曖昧な表現は避け、任せる業務の範囲や勤務条件を誰が読んでもわかるように具体的に記載しましょう。入社前の期待値と、実際の業務とのギャップを最小限に抑えることが第一歩です。
2. 自己都合退職に備える「研修費用返還条件」の適法な明記方法
高額な外部研修を受けさせた直後に退職されてしまうのは、会社にとって大きな痛手です。
一定期間内に自己都合退職した場合の研修費用の返還条件などについて、あらかじめルールを定め、合意を得ておくことが重要です。(※ただし、労働基準法に抵触しないよう、専門的な記載方法が求められます)
3. 中途採用のミスマッチを防ぐ「試用期間と本採用の評価基準」のすり合わせ
特に、即戦力として期待して入社する「中途採用」の場合、会社が求めているスキルレベルや成果と、本人の認識にズレが生じがちです。
試用期間後に本採用とするための明確な評価基準を、契約の段階でしっかりと擦り合わせておくことが、定着率向上に直結します。
まとめ:曖昧な雇用契約書が招く法的リスクと「予防法務」の重要性
本日のまとめです。早期退職を防ぐためには、以下の3つのポイントを意識してください。
雇用契約書のまとめ

- POINT 01:雇用契約書に「早期退職時の条件」などを適切に明記する
- POINT 02:入社時の期待値と評価基準を契約段階で擦り合わせる
- POINT 03:曖昧な契約による、会社への責任転嫁リスクをなくす
「うちの会社の契約書、もしかしたら少し甘いかもしれない……」
「新しく中途社員を入れるけれど、どう契約を結べばいいか不安だ」
少しでも迷われたり、ご不安を感じたりした場合は、ぜひ一人で抱え込まずにご相談ください。
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