よくあるご質問

faq

自由診療で良い場合と、健康保険を使った方がよい場合の判断は?

自由診療では治療内容に制限はありませんので、怪我や病気の実情に合った治療を受けられるというメリットがあります。ただし、一般には報酬基準点数が保険診療よりも高く、保険診療のように保険者からの一部負担がないため、治療費が高額になるというデメリットがあります。したがって、加害者が無保険で被害者が治療費を立て替えなければならない場合や、被害者にも過失があって最終的には治療費の一部を負担しなければならない場合などは、治療費を抑えるために健康保険を利用した方がよいと言えそうです。

自由診療と健康保険利用のどちらがよいかは、事故状況や費用負担によって変わります。

自由診療では、健康保険の制限を受けず、症状や治療方針に応じた治療を受けやすいというメリットがあります。

一方で、健康保険による一部負担制度がないため、治療費が高額になりやすいという特徴があります。

そのため、加害者側が十分な治療費対応を行わない可能性がある場合には、健康保険利用を検討する場面があります。

例えば、加害者が任意保険に加入しておらず、被害者自身が一時的に治療費を立て替えなければならないケースでは、健康保険を利用した方が費用負担を抑えやすくなります。

また、被害者側にも過失がある事故では、最終的な自己負担を抑える観点から、健康保険利用が有利になることがあります。

例えば、総額100万円の治療費が発生し、被害者の過失割合が40%だった場合を考えます。

自由診療で100万円全額が損害として計上された場合、過失相殺により60万円分が自己負担相当となる可能性があります。

これに対し、健康保険を利用した場合、自己負担額が被保険者3割のさらに40%、18万円に抑えられることがあります。

その場合、過失相殺の対象となるのは主として自己負担部分となるため、実際の負担額が大きく変わる可能性があります。

もっとも、すべてのケースで健康保険利用が有利とは限りません。

症状、治療内容、保険会社の対応、過失割合などによって、自由診療の方が適している場合もあります。

「自由診療が絶対によい」「必ず健康保険を使うべき」と決めつけず、事故状況や見込みを踏まえて判断することが重要です。