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社内でセクハラ相談されたら?二次加害を防ぐ「初動対応・聞き取り」完全ガイド

「部下から突然、『セクハラを受けています』と相談されたら、あなたはどう反応しますか?」

もし今、ドキッとした方は、この記事は必ずお役に立てるはずです。
こんにちは。TMG法律事務所の代表弁護士、吉田浩司です。

本記事は、従業員からセクハラの相談を受けた際の「初動対応」に悩む経営者様・人事担当者様に向けて、企業法務のプロが実践的な対処法を解説するマニュアルです。

「まさかうちの会社で」「どう対応すればいいんだ」と焦ってしまうのは無理もありません。 しかし、ここでの対応を誤ると、被害者をさらに傷つける「二次加害」につながったり、会社としての法的責任を厳しく問われたりと、事態が深刻化してしまう恐れがあります。

普段、私は「弁護士=怖そう・敷居が高い」というイメージを払拭し、「気軽に相談できて安心できるパートナー」でありたいと考えています。 だからこそ今回は、難しい法律用語だけを並べるのではなく「いざという時に、現場でどう動けばいいのか」を、わかりやすく噛み砕いてお伝えします。

会社と従業員、双方の未来を守るための「正しい初動」を、一緒に確認していきましょう。

ある日突然、従業員から「セクハラを受けています」と相談されたら、ドキッとしてしまいますよね。

「まさかうちの会社で」「どう対応すればいいんだ」と焦ってしまうのは無理もありません。
しかし、ここでの初動対応を誤ると、被害者をさらに傷つける「二次加害」につながったり、会社としての責任を厳しく問われたりと、事態が深刻化してしまう恐れがあります。

今回は、いざという時に慌てず、誠実かつ適切な対応ができるよう、実践的なマニュアルとしてまとめました。

1. 【初期対応】セクハラ相談で「二次加害」を絶対に防ぐための4つの鉄則

セクハラの相談を受けた時、会社側がまず徹底すべきは「被害者の安全と安心の確保」です。事実確認を急ぐあまり、デリカシーのない聞き方をしてしまうことは絶対に避けなければなりません。
被害を訴えている従業員は、勇気を振り絞って声を上げています。その心に寄り添う姿勢を見せることが、信頼関係の第一歩です。

被害者の信頼を失わない「傾聴」と「環境づくり」のポイント

具体的な初期対応のポイントを見ていきましょう。

二次被害を防ぐセクハラの最初の対応

プライバシーが守れる場所で話を聞く

他の社員の視線や耳が入らない個室を用意しましょう。相談していること自体が噂にならないような配慮が必要です。

話を遮らず、最後まで傾聴する

事実確認を急いで「で、いつ?誰が?」と詰問するのはNGです。まずは相手の言葉をしっかりと受け止め、「話してくれてありがとう」という姿勢で聞いてください。

被害者を責める言動は絶対NG

「あなたにも隙があったんじゃない?」「勘違いじゃないの?」といった言葉は、典型的な二次加害です。相手をさらに追い詰めてしまいます。中立的な立場であっても、まずは被害者の主観的な「辛い」という感情を否定せずに受け入れてください。

相談内容の秘密厳守を約束する

「この話は勝手に広めたりしない」と明確に伝え、安心感を与えてください。

2. 【実践フロー】事実調査から処分まで。公正な解決へ向けた3つのステップ

初期対応でしっかりと話を聞いた後は、客観的な事実に基づいて問題を解決していく必要があります。
ここでは、具体的な3つのステップをご紹介します。

調査・処分・再発防止策|具体的なアクションプラン

ステップ① 事実関係の調査

相談者(被害者)の話だけでなく、行為者(加害者とされる人)、そして目撃者などの第三者からも公平にヒアリングを行います。
この際、双方の言い分が食い違うことはよくあります。そのため、メールやLINEの履歴、録音データなど、客観的な証拠があるかどうかも丁寧に確認していきます。

ステップ② 行為者への措置

調査の結果、セクハラの事実が認められる場合は、会社の就業規則に基づいて厳正な処分を検討します。
処分の重さは、行為の内容や頻度、反省の態度などを総合的に判断して決定します(懲戒解雇、出勤停止、減給など)。

ただし、セクハラの内容によっては1度の事実で懲戒処分の必要があるのか 悩ましい場合や、被害者自身がそれを望まない場合もあります。
そういった場合には、一旦処分は保留したうえで、全社員(あるいは管理職)を対象としたハラスメント研修(後述)を実施するなど、間接的な対応策も考えられるところです。

ステップ③ 再発防止策の実施

処分をして終わり、ではありません。被害者がその後も安心して働ける環境を整えることが大切です。

  • 被害者と行為者の配置転換(引き離し)
  • 全社的なハラスメント研修の実施
  • 相談窓口の周知徹底

などを行い、会社全体として「ハラスメントは許さない」というメッセージを発信しましょう。

3. セクハラ対応は「初動」が9割。法的リスク回避と信頼構築のために

セクハラ問題は、対応を間違えるとSNSでの炎上や訴訟リスクなど、経営上の大きなダメージになりかねません。しかし逆に言えば、誠実かつ迅速に対応することで、従業員からの信頼を高め、より良い組織風土を作るきっかけにもなり得ます。

最後に、日頃からチェックしておきたいポイントをまとめました。

セクハラ対応実践マニュアルのまとめ

  • 相談窓口の担当者は、適切な傾聴スキルを持っていますか?
  • 就業規則にセクハラに関する規定(懲戒事由など)は明記されていますか?
  • 「うちは大丈夫」と思い込まず、定期的に研修を行っていますか?

「判断に迷う」「社内だけで調査するのは荷が重い」と感じたら、私たち弁護士にご相談ください。
外部の専門家が入ることで、公平性を担保したスムーズな解決が可能になります。

経営者の方にとっても、従業員の方にとっても、安心できる職場環境を作るために。
もしもの時は、一人で抱え込まず、気軽に頼ってください。

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