業務委託契約書のポイントを教えてください。
業務委託契約は、トラブルの多い契約類型です。
まず最重要なのは、業務内容の特定です。「何を、どこまで、いつまでに、どんな成果として納めるか」が曖昧だと、追加作業や品質をめぐって紛争化します。
成果物がある場合は、成果物の定義、納期、検収方法、修正回数、受領の基準を決めます。
成果がない準委任型なら、作業範囲、稼働時間の目安、報告方法などを明確にします。
次に報酬です。金額だけでなく、支払条件(着手金、中間、月額、出来高、検収後など)と支払方法、経費負担、遅延時の扱いを決めます。
特に「検収が終わらないと支払わない」設計は、受託側の資金繰り問題になりやすい反面、委託側の安全策でもあります。
作成するのがどちらの立場かにより修正すべき箇所が大きく変わります。
契約期間(縛り)も重要です。最低利用期間、自動更新、途中解約の可否、違約金の有無などを整理します。
解除・終了条件としては、契約違反のほか、中途解約(一定の予告期間で解約できる条項)を入れるかどうか立場により大きく分かれます。
終了時の引継ぎ、データ返還、未払報酬の精算なども紛争化しやすいため、条文で先に決めておくと安心です。